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守口・門真ご当地クラフトビールコンペ|ラベルデザイン

ABOUT
ご当地クラフトビールのコンペ
CLIENT
守口門真商工会議所
SUPPORT
アートディレクション・デザイン・イラスト
TARGET
旅行や出張で守口・門真へ訪れた人
Mission目指すゴール

コンセプト設計力×自由な表現力でデザインする

Background依頼までの背景

クリエイターとして、純粋に創作を楽しみたい

普段の受注案件では、当たり前ですがクライアントの意向を第一に考えてデザインしています。そんな中、自分たちがより良いと思えるデザインを実戦形式で向き合いたいと思い、コンペに挑戦してみました。ディレクターのコンセプト設計力とデザイナーの自由な表現力の掛け算で、新たな挑戦を楽しみました。 [ 参加条件 ] ・ 日本全国に守口・門真の魅力を広く伝えることができるようなデザイン ・ 守口ビール「M」と門真ビール「K」の両方デザインすること ・ 10㎝四方に収まるサイズ、ボトルサイズは300ml瓶の色は茶色

Proposal提案ポイント

企業や行政ではなく、市民や消費者によって積み上げるブランディング

コンセプトは『クラフト・ファン』

クラフト=「機械による大量生産ではできない、手作りならではの丁寧さと温かみ」、ファン=「fan(=ファンになる)・fun(=楽しい)」と定義。 つまりクラフト・ファンとは、「不特定多数に向けた大量の広告による市のPRではなく、一人一人の日常の中での自然な会話によって市の魅力を発信してファンになってもらう(知ってもらう)、またはその会話自体が楽しいひと時となってほしい」という願いを込めています。

SNSによる拡散性とリアルでのコミュニケーションの創出

SNSでの話題性・拡散性を狙い、写真を撮りたくなる可愛らしいデザインとしました。イラストには各市の特産品や指定文化財・偉人などをモチーフにしています。知っているものだと思わず語りたくなるようなウンチクを披露でき、知らないものは何なのかと興味を持たせ、ビールを飲む際の会話のネタとしてコミュニケーションを生み出します。

若者向けにカジュアルな印象をもたせつつ、伝統性のある市章を取り入れたデザイン

メインとなる「M」と「K」は分かりやすくビールをイメージしたデザインに。全体のテイストは線画を用いてカジュアルなイメージをもたせています。ラベルの形はそれぞれの市章をモチーフにしています。 画像引用元:守口市ホームページ http://www.city.moriguchi.osaka.jp/ 門真市ホームページ http://www.city.kadoma.osaka.jp/

隠された仕掛けと込めた願い

特産品や伝統をモチーフにしたイラストですが、その中にあえてビールのイラストを入れています。これは上記の写真のように、守口ビールと門真ビールのラベルを近づける事で「乾杯」となるようにレイアウトしています。これもまた写真を撮ろうとする動機付けになると考えます。そしてクラフトビールもまた市の新たな特産品となってほしいという願いも込めています。

Creditプロジェクトメンバー
ART DIRECTOR
Ryosuke Seki
DESIGNER
Masayo Shikano
ILLUSTRATOR
Hikaru Nakanishi